2023年01月24日
「吾輩は猫である」のワードクラウドを猫の形で!
最近人気のワードクラウドは通常、長方形で表現されますが、プログラミングを利用(今回はWolfram言語を利用)すれば、それ以外の形のものも作れます!
例えば、「吾輩は猫である」の小説全体に出てくる単語のワードクラウドが、猫の形で表現されたのがこちらです。↓

この「猫の形のワードクラウド」は、2022年度後期に実施されている「AIとデータサイエンス入門」(担当:金光安芸子先生、北村美穂子先生)の受講生の一人が、データビジュアライゼーションの実習課題として作ったものです。
各学生がWolfram言語でプログラムを書き、自分の選んだ書籍(青空文庫の著作権フリーのもの)で作りました。この学生は、「吾輩は猫である」を、猫の形で作ることに挑戦したというわけです。
さて、さて。通常は正方形や長方形で表示されるワードクラウドですが、この授業でハート型やドーナツ型のワードクラウドの作り方が紹介されたところ、学生の方から
という質問が出たため、金光先生が授業支援システム(manaba)の掲示板に、オリジナルの形を作るためのマニュアルを示されました。すると、最終課題での学生のワードクラウドの作品には驚くべき程、バラエティーに富んだものが集まりました。例えば・・・。
などなど。
年末年始の時間を利用して、時間をかけて挑戦したことが見て取れる作品が多く集まりました。素晴らしいことですね。
以下が、Wolfram言語で、たとえば「ラプンツェル」のお話(全体)のワードクラウドをカメレオン型で作る際の主な手順です。
(ご存知の方も多いとは思いますが、ラプンツェルの大親友がカメレオンだからです。)
(1)作りたい書籍のデータを用意(PythonのMeCabを利用した形態素解析などの後、Wolfram言語でカウント)

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(2)データを置いたディレクトリにパスを指定し、変数dataにデータをセット

(3)形にしたいイラストを用意して、白黒に2値化した形を作成
(4)データファイルをその形でワードクラウド化(Wolfram言語の関数を利用)

このようにWolfram言語の関数を利用することで、自分のオリジナルの形が作れるのですから、学生のみなさんも挑戦しよう!という気になり、頑張ってくれたのですね。以下の作品が、どんな書籍(小説や物語)のワードクラウドなのか、わかりますか?

なお、今回の学生のワードクラウド作成の挑戦結果やWolfram言語での実現方法に関しては、後日、講師の先生方からより詳しいものが発表される予定です。ので、授業を見学していた私からの報告はこれぐらいにしておきます。

(吉田智子)
追伸:https://www.notredame.ac.jp/blog_category/kndu_si/ ←大学ブログに、「AIとデータサイエンス入門」の科目紹介が3回に渡って掲載されました!是非、こちらも合わせてご覧ください。
例えば、「吾輩は猫である」の小説全体に出てくる単語のワードクラウドが、猫の形で表現されたのがこちらです。↓

この「猫の形のワードクラウド」は、2022年度後期に実施されている「AIとデータサイエンス入門」(担当:金光安芸子先生、北村美穂子先生)の受講生の一人が、データビジュアライゼーションの実習課題として作ったものです。
各学生がWolfram言語でプログラムを書き、自分の選んだ書籍(青空文庫の著作権フリーのもの)で作りました。この学生は、「吾輩は猫である」を、猫の形で作ることに挑戦したというわけです。
さて、さて。通常は正方形や長方形で表示されるワードクラウドですが、この授業でハート型やドーナツ型のワードクラウドの作り方が紹介されたところ、学生の方から
「自分の好きな形で作りたいがどうしたらよいか?」
という質問が出たため、金光先生が授業支援システム(manaba)の掲示板に、オリジナルの形を作るためのマニュアルを示されました。すると、最終課題での学生のワードクラウドの作品には驚くべき程、バラエティーに富んだものが集まりました。例えば・・・。
・「白雪姫」のワードクラウドを「リンゴ型」や「小人型」で作成!
・「母を尋ねて三千里」を「サル型」で(主人公マルコのペットのサルをイメージ)作成!
・「ラプンツェル」を「お花型」で、色は「紫色」で!
・「人間失格」は文豪作品なので、「白黒」で表現!
などなど。
年末年始の時間を利用して、時間をかけて挑戦したことが見て取れる作品が多く集まりました。素晴らしいことですね。
以下が、Wolfram言語で、たとえば「ラプンツェル」のお話(全体)のワードクラウドをカメレオン型で作る際の主な手順です。
(ご存知の方も多いとは思いますが、ラプンツェルの大親友がカメレオンだからです。)
(1)作りたい書籍のデータを用意(PythonのMeCabを利用した形態素解析などの後、Wolfram言語でカウント)

:
:
(2)データを置いたディレクトリにパスを指定し、変数dataにデータをセット

(3)形にしたいイラストを用意して、白黒に2値化した形を作成
(4)データファイルをその形でワードクラウド化(Wolfram言語の関数を利用)

このようにWolfram言語の関数を利用することで、自分のオリジナルの形が作れるのですから、学生のみなさんも挑戦しよう!という気になり、頑張ってくれたのですね。以下の作品が、どんな書籍(小説や物語)のワードクラウドなのか、わかりますか?

なお、今回の学生のワードクラウド作成の挑戦結果やWolfram言語での実現方法に関しては、後日、講師の先生方からより詳しいものが発表される予定です。ので、授業を見学していた私からの報告はこれぐらいにしておきます。

(吉田智子)
追伸:https://www.notredame.ac.jp/blog_category/kndu_si/ ←大学ブログに、「AIとデータサイエンス入門」の科目紹介が3回に渡って掲載されました!是非、こちらも合わせてご覧ください。