ノートルダムでの社会情報な日々（学士：社会情報）

社会情報課程の特色の一つとして、複数の学問分野を横断しながら、それらと関連づけて情報について学ぶことができることがあります。今回は、その中で「データサイエンス／自然言語処理」の視点から情報をどのように学ぶことができるのかを紹介します。

近年、自動運転や自動翻訳など、AI（人工知能）は我々の生活になくてはならない技術となっています。AIの技術の根幹は、過去に蓄積された膨大なデータ、つまり「ビッグデータ」です。買い物に関する取引履歴や交通情報、さらには、スマートフォンの普及により、日常の行動やメッセージの内容もAIを動かすためのデータとして利用されています。しかし、コンピュータはこれらのデータを直接利用することはできず、様々な形態に加工することが必要です。また，個人情報の漏洩問題などデータの扱い方も課題があります。

「社会情報概論」の私の講義では、コンピュータが扱うデータについて理解を深めます。さらに、自然言語処理（コンピュータが人間の言葉を扱うための処理）を例として、AIがどのようにデータを利用するかについても学びます。

（データサイエンス／自然言語処理　担当：北村　美穂子）